シンポジウム

第25回日本畜産学会若手企画シンポジウム【オンライン開催】

少女マンガが教えてくれる科研費の書き方

開催日時:
2022年9月15日(木)11:30-12:30
開催場所:
Zoomを利用したオンライン開催(ライブ配信)
演者:
三輪 佳宏 博士(理化学研究所バイオリソース研究センター 室長)
世話人:
相澤 修(日本大)、難波 陽介(家畜改良事業団)、新居 隆浩(広島大)、牧野 良輔(愛媛大)
協賛団体:
一般財団法人旗影会
参加者数:
130名

今回の若手企画シンポジウムでは「少女マンガが教えてくれる科研費の書き方」と題し、オンラインセミナーを開催いたしました。自身の研究活動を継続する上で研究費の獲得は死活問題であり、各大学や研究所において研究費獲得に関するセミナーが毎年のように開催されていると思われます。その一方で、これらのセミナーでは、一般的な内容に関するものが多く「痒いところに手が届かない」との声も聞こえたりします。そこで今回は、理化学研究所バイオリソース研究センター室長として蛍光生体イメージングなどに関する研究活動を行うとともに、日本サイエンスビジュアリゼーション研究会の立ち上げと運営に携わり、これまでにプレゼンテーションや科研費申請書の作成法など、「研究の魅せ方」に関するご講演を多数行っておられる三輪佳宏博士へご講演を依頼させていただきました。

ご講演では、申請者の視点のみならず、三輪先生が多数ご経験されている審査員の視点からどのように申請書を作り上げていけば良いかについて具体的に例を挙げながらお話しいただきました。また、ご講演のところどころに「ベルサイユのばら」「のだめカンタービレ」「逃げるは恥だが役に立つ」「エースをねらえ」などの少女マンガの名シーンを例に、科研費申請書を作成する際の気をつけるべき点についてわかりやすくお話しいただきました。このセミナーを通して、なんとなく経験で知っているがうまく説明できない「暗黙知」からきちんと言葉で説明できる「形式知」への変換により、読み手に伝わる申請書作成のイメージが明確になったのではないでしょうか。

当日は130名の参加者にご来場いただき、研究費獲得に対する関心の高さがうかがえました。大変興味深いご講演をしてくださった三輪佳宏博士、ご参加いただいた皆様に改めて御礼申し上げます。また、本シンポジウムの開催にあたり協賛いただきました一般財団法人旗影会、ご助力いただきました大会運営委員の先生方に心より感謝申し上げます。

文 相澤 修(日本大)

三輪先生(右上)と若手企画委員メンバー

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