シンポジウム

第12回若手企画シンポジウム(2014春・つくば)

ランチョンセミナー「これからの畜産学研究者へ伝えたいこと」

開催日時:
2014年3月27日(木) 12:00〜13:00 (お昼休み)
開催場所:
つくば国際会議場 406号室 (第IX会場)
講演1:
「これからの畜産学研究者」
演者1:
木村 信熙 (木村畜産技術士事務所, 日本獣医生命科学大学名誉教授)
講演2:
「研きと究めから磨きへ」
演者2:
永井 卓 (Food & Fertilizer Technology Center)
世話人:
井尻 大地 (鹿児島大)、後藤 達彦 (茨城大) 、石田 藍子 (畜草研)
協賛団体:
財団法人旗影会

平成26年3月27日、つくば国際会議場において開催した日本畜産学会第118回大会若手企画シンポジウムでは、畜産学の研究者として第一線でご活躍されてきたお二人の先生方に、畜産研究の魅力や未来についてお話していただきました。120名と多数の皆様にご来場いただき、大盛況となりました。

木村先生は、飼料会社で32年間、大学で10年間、「現場に密着した研究を遂行する」という姿勢で畜産に携わってこられました。製品開発を行ったら、その成果を現場に還元するために、必ず学会で発表し、特許の取得を意識されてこられたこと、学会で活動することで、広い人脈を形成し、共通の認識を持った仲間を増やすこと、また、日本の畜産の将来について、日本独自の高品質な畜産技術や畜産物を生み出すことの重要性などをこれからの畜産学研究者へのアドバイスとしていただきました。

永井先生は、家畜繁殖学の分野を中心に30年以上にわたってご活躍されてこられました。学生時代から研究に遊びに真剣に取り組まれてきたこと、若い時期に発表された論文がその後の人生を決めたこと、研究成果の発表を重視してこれまでに200を超える論文を発表されてきたことをお話し下さいました。また、外部資金をうまく活用しながら外国の研究者との交流を大事にして研究を進められてきたこと、畜産の研究やバンド活動など「何事にも熱い情熱をかけて取り組む」ことの重要性をアドバイスしていただきました。

以上のように、本シンポジウムでは、経験豊富な二人の先生から、畜産に携わる若手に向けたメッセージをいただきました。参加された120名の方それぞれがこれからの畜産研究に励む力をお二人の先生から分けてもらえたのではないかと思います。

最後になりましたが、本シンポジウムの開催にあたり、協賛いただきました財団法人旗影会ならびに、ご協力・尽力いただきました関係者の皆様方に、心より感謝申し上げます。

文 後藤 達彦 (茨城大)

(1枚目から)ご講演中の木村先生、ご講演中の永井先生、満席となった聴衆の様子

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