サイエンスナイト

若手研究者交流会 サイエンスナイト2025

進む道はひとつじゃない
~若手研究者のクロストーク・セッション~

日時:
2025年9月14日(日)18:00~20:00
場所:
岐阜大学(応用生物科学部棟 学修室1、2)
世話人:
稲生 雄大(広島大学)
三ツ石 裕貴(九州大学)
澤戸 利衣(農研機構)
島元 紗希(鹿児島大学)
講師:
造田 篤 氏(JA全農ET研究所 )
瀧澤 修平 氏(国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 畜産研究部門)
勝俣 沙智 氏(岡山大学大学院環境生命科学研究科)
鈴木 直樹 氏(広島大学大学院統合生命科学研究科)
参加者数:
53名(うち学生26名)

日本畜産学会第133回大会におけるサイエンスナイトは、「進む道はひとつじゃない~若手研究者のクロストーク・セッション~」と題し、研究者を志す学生に進路選択のヒントを提供するとともに、研究者として最前線で活躍するために必要な志を知っていただくことを目的に企画しました。学会最終日の夜の開催にもかかわらず、多くの方々にご参加いただき、大盛況のうちに幕を閉じました。

昨年度の日本畜産学会奨励賞は、企業、公的研究機関、大学(産学官)で活躍されている4名の若手研究者に授与されました。そこで本イベントでは、その4名の先生方にご登壇いただき、クロストーク形式で研究内容だけでなく、日々の業務や私生活、学生時代の経験、さらには今後のライフプランに至るまで幅広くお話しいただきました。研究職を志す学生にとって、産学官それぞれの研究活動の違いを知る機会は極めて限られているため、講師の方々のお話は今後の進路選択やキャリア形成に大いに参考になったことと思います。ご登壇いただいた先生方は多様なバックグラウンドをお持ちですが、共通しているのは「研究が面白くて仕方ない」という強い思いでした。当たり前のように聞こえますが、それこそが研究者にとって最も重要で欠かせない要素です。また、ワーク・ライフバランスに関する話題もあり、それぞれの人生を充実させ、楽しんでおられる姿が大変印象的でした。

後半は軽食を囲んでの交流会を実施しました。会場のあちこちで話が弾み、笑顔が絶えることはなく、世代を越えた交流が深まりました。さらに、講師の先生方や若手企画委員に加え、多くの先生方にもご参加いただき、畜産学研究の第一線で活躍されている方々と直接交流できる貴重な機会となったと確信しております。本イベントを通じて、参加者が自らの進むべき道を見いだし、将来の畜産業界を牽引する人材が生まれるのであれば、世話人としてこれほど喜ばしいことはありません。

イベント後のアンケートでは、「卒業後の進路が明確になった」「研究者の働き方を知ることができた」「講師の先生の現在に至るまでのお話に感動した」といった声が多数寄せられるとともに、「社会人ですが、大変参考になるお話が聞けた」という感想もいただきました。世話人として、反省すべき点は多々あったものの、学生・社会人参加者の両方から大変好評をいただき、安堵しております。

最後に、ご登壇いただいた講師の皆さま、ご参加いただいた皆さまに心より感謝申し上げます。また、本イベントの計画から会場準備、片付けに至るまでご協力いただいた若手企画委員ならびに大会運営委員の皆さまに、深く御礼申し上げます。

文 稲生 雄大(広島大学)、三ツ石 裕貴(九州大学)

参加者同士での研究紹介とディスカッション

飲食を交えた交流会での一コマ

参加者の記念撮影

サイトポリシー

当サイトは公益社団法人日本畜産学会若手企画委員会のwebサイトです。当サイトの著作権は公益社団法人日本畜産学会若手企画委員会にあります。
サイトの内容を無断で複写・複製することはできません。リンクはフリーです。