サイエンスナイト

若手研究者交流会 サイエンスナイト2023

「つなげよう、世の中と自分の研究」

日時:
2023年9月20日(水)17:30〜19:30
場所:
帯広畜産大学 第Ⅹ会場(34番教室)
世話人:
澤戸 利衣(農研機構)、小川 伸一郎(農研機構)、渡邊 源哉(農研機構)、吉田 悠太(茨城大)
講師:
綾塚 達郎 氏(名古屋大学高等研究院)
参加者数:
52名(うち学生20名)

第131回大会のサイエンスナイトは2019年以来、久しぶりの対面形式で開催いたしました。予想を大きく上回る人数にご参加いただき、若手研究者がいかに交流する機会を望んでいるかを実感しました。

今回のイベントは「サイエンスコミュニケーション」というキーワードを軸に3部構成としました。まず、講師の綾塚氏に「サイエンスコミュニケーションとは何か?」「私達に何が求められているのか?」についてご講演いただきました。綾塚氏からの要望で、会場は車座の状態としました。綾塚氏が話しながら場内を移動し、次々に参加者にマイクを向け短い会話を交わし、笑いが生まれ、会場の空気がどんどんほぐれていくのが印象的でした。

続く参加型イベントでは、綾塚氏から出されたお題に対して自分の専門分野の知識を駆使しつつ回答を創り出していく形で、参加者にサイエンスコミュニケーションを体験していただきました。綾塚氏が無作為に代表者を数名選出し、一人一人がお題と自分の専門分野との繋がりを探し出しアイディアをひねり出し、一言に集約させていきました。代表者の回答には、会場全員に配られた称賛カードを挙げて、皆で称賛を送りました。

最後に立食形式で交流会を行い、イベントで奮闘された方々の勇姿を称えつつ、交流を深めました。参加者は学生、大学教員、民間企業、中には名誉教授まで(!)いらっしゃいましたが、至るところで笑いが生まれ、熱気がおさまることはありませんでした。オンラインでの情報交換や交流が普及した今でも、若手研究者が対面での交流を大切に思ってくれていることがわかり、企画者としては非常に嬉しい時間でした。

事後アンケートでは、講師の綾塚氏の司会進行を絶賛する声のほか、講師と会場の一体感についての称賛や双方向のコミュニケーションの重要性について実感したとの声も多数いただきました。一方で中盤の体験会が大きく盛り上がり、後半の立食会が短くなってしまい「もっと交流の時間を長くしてほしい」との声も多数いただきましたので、こちらについては皆さんにお腹いっぱい交流していただけるよう、時間配分についてもしっかり考慮し企画してまいります。

巧みな話術と人懐っこい笑顔で会場の空気をほぐしてくださった綾塚氏と、参加してくださった皆さまに、企画者として改めて感謝いたします。また、本会の開催にあたり会場準備から片付けまでご協力いただいた大会実行委員の先生方、ご当地お菓子や地酒を持参してきてくださった企画委員各位に心から御礼申し上げます。次の大会でも新しい出会いと熱い交流が生まれることを願っております。

文 澤戸 利衣(農研機構)、小川 伸一郎(農研機構)

サイエンスコミュニケーションとは何かについて講演する綾塚氏

ペアでお題に立ち向かう参加者

回答に対して称賛カードを挙げる参加者

立食形式での交流会

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