サイエンスナイト

「サイエンスナイト 都内リターンズ」

日時:
2018年3月27日(火) 18:00〜20:00
場所:
東京大学 農学部 7号館A棟104/105号室(第VIII会場)
演者:
後藤貴文 先生(鹿児島大学教授 兼 九州大学客員教授)
世話人:
川端二功(九州大)、原健士朗(東北大)、白石純一(日獣大)、中村隼明(広島大)
協賛団体:
財団法人旗影会

東大大会のサイエンスナイトは、「畜産学・アニマルサイエンスの未来を語り合う」というタイトルで開催しました。ゲスト講演者として鹿児島大学の後藤貴文先生をお招きし、これまで行ってこられた研究と今後の夢について語って頂くとともに、若手研究者にむけての激励のメッセージを頂きました。後藤先生のご研究である日本の植物資源を活用した新しい牛肉生産システムの構築のお話、そして何より研究者としての情熱を若手研究者に伝えて頂きたいと思い、今回の内容を企画しました。

ご講演の中で特に印象的だったのは、和牛の生産を自動車産業に置き換えて説明されていた所です。自動車産業は高級車から大衆車まで色々なニーズの車を作ることで栄えているが、和牛については皆がA5ランクの和牛を作ろうとしていることを指摘されました。畜産業が発展するためには画一的な牛肉生産ではなく、もっと多様なコンセプトを持った畜産になることが大事なのだと気づかされました。また、後藤先生は海外の研究者や企業と数多くのコラボレーションをされており、研究のスケールの大きさを肌で感じることができました。

後藤先生のご講演で刺激をもらい、会の後半では若手研究者同士でこれからの畜産学について議論を深めました。当日は助教公募のお話もあったことから、色々な意味でサイエンスナイトに参加する意義は大きいなと思いました。濃密な話題を提供して下さった後藤先生と、参加して下さった皆様に対し、企画者として感謝の意を表します。また、本会の開催にあたり協賛して頂きました財団法人旗影会、そしてご尽力頂いた大会運営委員の先生方に、心から御礼申し上げます。次回以降もたくさんの若手研究者が集まって下さることを期待しております。

文 川端 二功(九州大)

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