サイエンスナイト

若手企画委員会主催 懇親・交流会

「サイエンスナイト in 広島」

日時:
2013年3月28日(木)17:15~19:50(受付 17:00~)
場所:
安田女子大学 学生食堂まほろば
世話人:
石田 藍子(畜草研)、喜久里 基(東北大)、杉野 利久(広島大)

講演

「そうだ、学会に行こう!学会に行きたくなる3つの理由」
白木 琢磨(近畿大)

若手企画委員による研究紹介・交流会

「初生ヒナに対するβ2アドレナリン受容体作動薬の単回投与がブロイラーの生育成績に与える影響」
井尻 大地(鹿児島大)

「マウスの従順性行動に関する遺伝解析」
後藤 達彦(遺伝研)

「運動によるダイレクトな遺伝子発現制御の解明」
佐藤 祐介(宇都宮大)

「幼雛期のエネルギー代謝における脳機能解析とその展望」
白石 純一(日獣大)

「黒毛和種牛における初期成長期の体質制御」
高橋 秀之(九州大)

「生殖細胞の移植 -基礎から応用まで-」
中村 隼明(基生研)

広島大会1日目、3月28日の総会終了後、若手企画委員会主催の懇親・交流会「サイエンスナイトin広島」を開催しました。広島大会主催の懇親会はクルージングであるために参加可能な人数が制限されることから、今大会では広島大会実行委委員会のご協力を得て、若手企画委員会でも懇親・交流会を開催する運びとなりました。本懇親・交流会は、ざっくばらんな雰囲気の中で、研究紹介を通じ、所属や研究分野を越えて交流する場を提供することを目標としました。企画の段階では、交流に十分な数の人が参加してくれるか心配しましたが、当日は学生、ポスドク、大学教員、独法職員、県職員、企業の方合わせて総勢65名(うち学生20名)が参加し、大変盛会となりました。

「乾杯~!!」の発声でサイエンスナイト in 広島の開始です。乾杯後は軽食をとりながらしばし歓談です。胃袋が落ち着いたところで、近畿大学白木准教授から「そうだ、学会に行こう!学会に行きたくなる3つの理由」と題したご講演をしていただきました。講演の中で白木先生は、学会とは「同窓会:identityを与える」「婚活:他分野の人との出会い・そこから学際研究への広がりへ」「政治:研究活動の為の政治と畜産学の可能性」の場である、とお話しされました。さらに、研究活動においても、学会を盛り上げる上でもAlternativeであり続けることの重要性についてお話を伺いました。白木先生の笑いを盛り込んだお話は、気がつかないうちについつい引きこまれ、学会活動を楽しみ研究の活性化につなげていくための、たくさんのヒントをいただけました。

白木先生のお話を聞き、参加者の交流意欲が高まったところで次は研究紹介です。今年度から若手企画委員になった6人の新委員が、自身の取り組んでいる研究について、机の上に広げた紙や電子端末を使いながら研究紹介をしました。参加者は約10名ずつ6つのテーブルに分かれてそれぞれ自己紹介をした後、研究紹介を聞き、続けて質問・ディスカッションをし、それらを合わせて一回30分ほど交流時間です。分野も所属も関係なく配置されたテーブルごとの交流では、最初は緊張した空気が流れていましたが、ディスカッションの頃にはすっかり緊張もほぐれ盛り上がりを見せていました。30分間のテーブルに配置されての交流時間を2回繰り返した後、フリータイムとしました。フリータイムではテーブルで知り合った人と会話が弾み話し込む参加者や、自分の興味のある研究紹介のテーブルへ足を運び熱心に質問をする参加者、また残った料理をたいらげるべく食に走る参加者もいて、思い思いに過ごしていました。当初30分を予定していたフリータイムは、会場の盛り上がりから10分ほど延長し、次回の新潟大会での若手企画世話人からの挨拶の後、懇親・交流会「サイエンスナイト in 広島」を終了しました。終了後も、会場では知り合いになった人たちが名刺や連絡先を交換するなど、これからの交流の始まりを感じる光景がみられました。

文 石田 藍子(畜草研)

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