サイエンスキャンプ

若手企画サマーキャンプ

「アニマルサイエンス若手研究者の胎動」

日時:
2016年9月22日(木)13:25〜23日(金)12:00
場所:
基礎生物学研究所
世話人:
新村 毅 (基生研;現所属:農工大)、井尻 大地(鹿児島大)
協賛団体:
財団法人旗影会

2016年9月22日~23日に、基礎生物学研究所(愛知県岡崎市)でサマーキャンプを開催しました。この企画は、畜産学会若手企画委員会が主催し、財団法人影旗会が協賛するもので、合宿形式の企画としては畜産学会で初めての試みとなりました。

サマーキャンプでは、参加した18名の若手研究者全員がシンポジストとなり、自身の研究をプレゼンし、それに対する議論を徹底的に行う時間を設けました。議論が盛り上がり、1日目は18時終了予定のところが22時に終わり、その後の懇親会も翌日の1時まで続いていたのが、サマーキャンプの成功を物語っていたように思います。和気藹々とした雰囲気の中、若手らしく言いたいことを言い合う建設的な姿勢がありました。

今回のサマーキャンプでは、守秘義務同意書にサインの上、まだ論文になっていない研究も気兼ねなく紹介頂くことにしていました。その甲斐あってか、知的好奇心を駆り出させるような新しくセンセーショナルな研究内容が各シンポジストから紹介されました。また、アクティビティの高さに刺激を受けたり、有用な技術を学べたりすることができただけでなく、議論の中から新しい研究のアイデアや有機的なつながりを見出せたように思えます。サマーキャンプを成功に導いてくれたシンポジストの皆さんに、この場をお借りして心より感謝申し上げます。

私自身は、世話人代表としての参加でしたが、とても楽しく刺激を受け、またシンポジストの研究力の高さを誇らしくも思いました。今、若手企画は上昇気流に乗っていると思います。畜産学会の各分野を代表するような若手が集まり切磋琢磨することで、個の力をさらに向上することができていると思います。サマーキャンプ中、このことに私はちょっとした満足感を覚えていました。しかし、懇親会の終盤のとある議論の中で、まだまだ満足するには早すぎると思い直しました。畜産学会の中にも、世界的なフロントランナーとして活躍する人がいるように、上には上がいます。「まだ若手だから」と理由付けすることもできますが、5年後、10年後、彼らと同じ土俵に立つことができているのか?土俵に立って、戦って、そして勝ち切ることができるのか?と自問すると、それは簡単なことではないと気付かされます。若手企画は、まだまだ成長し続けたいと思っています。いや、成長し続けなければいけません。皆様、若手企画に期待して頂くと共に、御指導・御鞭撻のほど、どうぞよろしくお願い致します。

文 新村 毅(農工大)

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