研究者の日常

研究者の1週間

井尻 大地(鹿児島大学)CV

月曜日

月曜の朝は、ヒヨコの体重測定から。ヒヨコはとてもかわいいけれど、つなぎでの作業が暑すぎる鹿児島の夏。灼熱の作業を終えたら、論文紹介ゼミの時間。午後からは、学生実験。受講している3年生は、来年度の卒業研究生。多くの学生がうちの研究室を希望するように努力してみるものの、空回りしていたらどうしよう。

火曜日

今日は、一日実験三昧。朝からリアルタイムPCR装置を回しまくり。結果、処理を行ったヒヨコの骨格筋では、対照群と比較して色々な遺伝子発現が変化していることが解り、大興奮。誰か聞いてくれ!そうだ、金曜日のゼミで発表しよう。

水曜日

昨日に引き続き、午前中は実験。昼から共同研究の打合せ。正午に鹿児島中央駅に迎えに行って、お昼は黒豚トンカツ。午後からは研究室でまじめにディスカッション。企業の人と一緒に研究するのは、新しい視点や考え方を得ることができるのでとても刺激になる。一緒にがんばりましょう。と約束して解散。今日の打合せ内容を忘れないうちにまとめて、記録しておこう。

木曜日

木曜の朝もヒヨコの体重測定。夏の飼育棟はやっぱり暑いけど、いっぱい食べて大きくなったヒヨコを見るのは楽しい。体重250g・・・だんだんかわいさを失ってきたけれど、もっと大きくなってくれ。午後の学生実験を終えて、メールチェックをしたら、北海道の学生さんから今年出した論文に対する質問メールが届いた。熱心な学生さんだと感心するとともに、自分たちの論文の読者がいることを実感し、嬉しく思う。

金曜日

昨日の質問に対する返答メールを認めて、送信。メールでもディスカッションするのは楽しい。午後は、ゼミに向けてレジュメを作成。今週、面白い実験データが出たから、今日はたくさんディスカッションできるといいな。夕方は、ゼミの時間。院生のT君からよいアイデアをもらった。早速、分析するための準備に取りかかる。

土曜日

今日は、午後から学生たちとテニスの約束。雲行きが怪しいけれど、Y君に聞いたら決行とのこと。高温多湿の中、2時間汗を流し、その後は、研究室のメンバーでビアガーデン。卒業生のUさんも合流し、大騒ぎ。しかし、運動後のビールはなんともうまいです。梅雨が明けたらまた行こうと約束して解散。

日曜日

昨日は飲み過ぎてしまったけれど、今日もヒヨコの体重測定から。350g・・・産まれたときは50gだったのに、大きくなったもんだね。お昼を食べて帰ってきた現在は、「研究者の1週間」をテーマに選んだものの、何を書けばいいのだろうか?」と頭を悩まし、〆切間近の畜産学会若手企画のホームページ用の文章を考えています。

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